この記事では、EXCEL関数の値を検索する関数について説明しています。
検索関数は、指定した条件に該当する値を検索することができます。
検索関数を利用すると、従業員番号から氏名を検索したり、商品コードから商品名を検索したりでき、マスタから簡単に必要な値を参照することができます。
それでは、EXCELの検索関数について説明していきますので、手を動かしながら使ってみましょう。
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EXCEL関数の検索関数について、1つ1つ順番に説明していきます。
もくじ
1.表を検索する関数
VLOOKUP関数
VLOOKUP関数は、指定された範囲を縦方向に値を検索することができます。
VLOOKUP関数は、以下のように指定します。
=VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,検索方法)
- 検索値には、検索したい値を指定します。
- 検索値は、全角文字と半角文字は区別されます。しかし、英字の大文字と小文字は区別されません。
- 範囲は、検索したいセル範囲を指定します。
- 範囲は、縦に並んだマスタから検索ができます。
- 列番号は、範囲の何列目の値を取得したいかを指定します。
- 列番号は、1からの数字を指定します。
- 検索方法は、近似値で検索するかをTRUEかFALSEで指定します。
- 検索方法でTRUEを指定すると、検索値以下の最大値を検索する近似値検索を行います。
- 検索方法でFALSEを指定すると、検索値に一致する値のみを検索します。
![入力した値をもとにマスタシートから関連するデータを取得する](https://i2.wp.com/excel.kuuneruch.com/wp-content/uploads/2019/06/01-6.png?resize=520%2C300&ssl=1)
HLOOKUP関数
HLOOKUP関数は、指定された範囲を横方向に値を検索することができます。
HLOOKUP関数は、以下のように指定します。
=HLOOKUP(検索値,範囲,列番号,検索方法)
- 検索値には、検索したい値を指定します。
- 検索値は、全角文字と半角文字は区別されます。しかし、英字の大文字と小文字は区別されません。
- 範囲は、検索したいセル範囲を指定します。
- 範囲は、横に並んだマスタから検索ができます。
- 列番号は、範囲の何列目の値を取得したいかを指定します。
- 列番号は、1からの数字を指定します。
- 検索方法は、近似値で検索するかをTRUEかFALSEで指定します。
- 検索方法でTRUEを指定すると、検索値以下の最大値を検索する近似値検索を行います。
- 検索方法でFALSEを指定すると、検索値に一致する値のみを検索します。
![横方向に値を検索したい](https://i0.wp.com/excel.kuuneruch.com/wp-content/uploads/2019/07/01-32.png?resize=520%2C206&ssl=1)
LOOKUP関数
LOOKUP関数は、指定された検索値を1行または1列の範囲で検索します。
LOOKUP関数は、以下のように指定します。
=LOOKUP(検索値,検索範囲,対応範囲)
- 検索値には、検索したい値を指定します。
- 検索値は、全角文字と半角文字は区別されます。しかし、英字の大文字と小文字は区別されません。
- 検索範囲は、1行または1列で指定します。
- 対応範囲は、1行または1列で指定します。
- 検索範囲から検索値が見つかると、同じ位置の対応範囲から値を返します。
![1行または1列の範囲から値を検索したい](https://i0.wp.com/excel.kuuneruch.com/wp-content/uploads/2019/07/01-33.png?resize=520%2C205&ssl=1)
2.値を選択する関数
CHOOSE関数
CHOOSE関数は、引数で指定されたリストからインデックスで指定された位置の値を返します。
CHOOSE関数は、以下のように指定します。
=CHOOSE(インデックス,値1,・・・,値254)
- インデックスは、値で指定範囲内の位置を指定します。
- 値は、最大254個まで指定できます。
![引数のリストから値を選びたい](https://i1.wp.com/excel.kuuneruch.com/wp-content/uploads/2019/07/01-31.png?resize=379%2C279&ssl=1)
3.行と列を指定して値を求める関数
INDEX関数
INDEX関数は、指定された範囲の何行目の何列目かを指定すると、その位置の値を取得できます。
INDEX関数は、以下のように指定します。
=INDEX(範囲,行番号,列番号)
- 範囲は、セル範囲を指定します。
- 行番号は、指定された範囲の何行目かを指定します。
- 列番号は、指定された範囲の何列目かを指定します。
![行と列番号を指定した位置のセルの値を取得したい](https://i2.wp.com/excel.kuuneruch.com/wp-content/uploads/2019/07/01-34.png?resize=483%2C281&ssl=1)
4.行と列の位置を指定する関数
COLUMN関数
COLUMN関数は、参照で指定したセルの列番号を返します。
COLUMN関数は、以下のように指定します。
=COLUMN(参照)
- 参照は、セル番地を指定します。
- 参照を省略した場合は、関数を入力したセルの列番号を返します。
ROW関数
ROW関数は、参照で指定したセルの行番号を返します。
ROW関数は、以下のように指定します。
=ROW(参照)
- 参照は、セル番地を指定します。
- 参照を省略した場合は、関数を入力したセルの行番号を返します。
![自動で番号を連番で振りたい](https://i1.wp.com/excel.kuuneruch.com/wp-content/uploads/2019/06/01-4.png?resize=520%2C300&ssl=1)
MATCH関数
MATCH関数は、参照で指定したセルの行番号を返します。
MATCH関数は、以下のように指定します。
=MATCH(検索値,検査範囲,照合の種類)
- 検索値は、検索したい値を指定します。
- 検索範囲は、検索値を探したいセル範囲を指定します。
- 検索範囲に指定できるセル範囲は、1行または1列で指定します。
- 照合の種類は、1または0または-1を指定できます。
- 照合の種類で、1を指定すると検索値以下の最大値を探します。
- 照合の種類で、0を指定すると検索値に一致する値のみ探します。
- 照合の種類で、-1を指定すると検索値以上の最小値を探します。
![指定された値を検索し位置を求めたい](https://i1.wp.com/excel.kuuneruch.com/wp-content/uploads/2019/08/01.png?resize=490%2C280&ssl=1)
5.セルを参照する関数
INDIRECT関数
INDIRECT関数は、セル番地を文字列で指定し、そのセル番地の値を取得することができます。
INDIRECT関数は、以下のように指定します。
=INDIRECT(参照文字列,参照形式)
- 参照文字列は、セル番地を文字列で指定します。
- 参照形式は、TRUEまたはFALSEで指定します。
- 参照形式でTRUEを指定すると、参照文字列をA1形式で指定します。
- 参照形式でFALSEを指定すると、参照文字列をR1C1形式で指定します。
![絞り込みリストを作りたい(名前付きセル利用)](https://i2.wp.com/excel.kuuneruch.com/wp-content/uploads/2019/06/01-12.png?resize=520%2C208&ssl=1)
![絞り込みリストを作りたい(テーブル利用)](https://i1.wp.com/excel.kuuneruch.com/wp-content/uploads/2019/06/01-13.png?resize=520%2C198&ssl=1)
![指定したセル番地でセルの値を取得したい](https://i1.wp.com/excel.kuuneruch.com/wp-content/uploads/2019/08/01-1.png?resize=480%2C278&ssl=1)
6.ハイパーリンクを作成する関数
HYPERLINK関数
HYPERLINK関数は、指定されたリンク先にジャンプするハイパーリンクを作成します。
HYPERLINK関数は、以下のように指定します。
=HYPERLINK(リンク先,別名)
- リンク先は、リンク先を表す文字列を指定します。
- リンク先には、WEBページのURLやファイルのパス、フォルダパスなどを指定できます。
- 別名は、セルに表示される文字列を指定できます。
![ハイパーリンクを便利に使いたい](https://i1.wp.com/excel.kuuneruch.com/wp-content/uploads/2019/06/01-16.png?resize=520%2C300&ssl=1)
以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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