この記事では、EXCEL関数の文字列を操作する関数について説明しています。
文字列操作関数には、文字の長さを求めたり、文字列の一部を抽出したり、一部を置換したりする関数があります。
文字列操作関数を利用して、文字の操作を的確に素早く行い、さっさと作業を終わらせましょう。
それでは、EXCELの文字列操作関数について説明していきますので、手を動かしながら使ってみましょう。
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EXCEL関数の文字列操作関数について、1つ1つ順番に説明していきます。
もくじ
1.文字列の長さを求める関数
LEN関数
LEN関数は、指定された文字列の文字数を求めます。
LEN関数は、以下のように指定します。
=LEN(文字列)
- 文字列を直接指定することができます。
- セル番地を指定することができます。
- A2のようにセル番地を指定できます。
- 半角文字も全角文字も、文字数は1としてカウントされます。
![文字列の文字数・バイト数を求めたい](https://i1.wp.com/excel.kuuneruch.com/wp-content/uploads/2019/06/01-21.png?resize=520%2C256&ssl=1)
LENB関数
LENB関数は、指定された文字列のバイト数を求めます。
LENB関数は、以下のように指定します。
=LENB(文字列)
- 文字列を直接指定することができます。
- セル番地を指定することができます。
- A2のようにセル番地を指定できます。
- 半角文字は1バイト、全角文字は2バイトとしてカウントされます。
![文字列の文字数・バイト数を求めたい](https://i1.wp.com/excel.kuuneruch.com/wp-content/uploads/2019/06/01-21.png?resize=520%2C256&ssl=1)
2.文字列を抽出する関数
LEFT関数
LEFT関数は、指定された文字列の左から指定された文字数分の文字列を抽出します。
LEFT関数は、以下のように指定します。
=LEFT(文字列,文字数)
- 文字列を直接指定することができます。
- 文字列にセル番地を指定することができます。
- A2のようにセル番地を指定できます。
- 文字数には、直接数値を指定できます。
- 文字数には、セル番地を指定することもできます。
![文字列から指定した文字数分の文字を抜き出したい](https://i2.wp.com/excel.kuuneruch.com/wp-content/uploads/2019/06/01-19.png?resize=520%2C254&ssl=1)
LEFTB関数
LEFTB関数は、指定された文字列の左から指定されたバイト数分の文字列を抽出します。
LEFTB関数は、以下のように指定します。
=LEFTB(文字列,バイト数)
- 文字列を直接指定することができます。
- 文字列にセル番地を指定することができます。
- A2のようにセル番地を指定できます。
- バイト数には、直接数値を指定できます。
- バイト数には、セル番地を指定することもできます。
![文字列から指定したバイト数分の文字を抜き出したい](https://i0.wp.com/excel.kuuneruch.com/wp-content/uploads/2019/06/01-20.png?resize=520%2C255&ssl=1)
RIGHT関数
RIGHT関数は、指定された文字列の右から指定された文字数分の文字列を抽出します。
RIGHT関数は、以下のように指定します。
=RIGHT(文字列,文字数)
- 文字列を直接指定することができます。
- 文字列にセル番地を指定することができます。
- A2のようにセル番地を指定できます。
- 文字数には、直接数値を指定できます。
- 文字数には、セル番地を指定することもできます。
![文字列から指定した文字数分の文字を抜き出したい](https://i2.wp.com/excel.kuuneruch.com/wp-content/uploads/2019/06/01-19.png?resize=520%2C254&ssl=1)
RIGHTB関数
RIGHTB関数は、指定された文字列の左から指定されたバイト数分の文字列を抽出します。
RIGHTB関数は、以下のように指定します。
=RIGHTB(文字列,バイト数)
- 文字列を直接指定することができます。
- 文字列にセル番地を指定することができます。
- A2のようにセル番地を指定できます。
- バイト数には、直接数値を指定できます。
- バイト数には、セル番地を指定することもできます。
![文字列から指定したバイト数分の文字を抜き出したい](https://i0.wp.com/excel.kuuneruch.com/wp-content/uploads/2019/06/01-20.png?resize=520%2C255&ssl=1)
MID関数
MID関数は、指定された文字列の開始位置から指定された文字数分の文字列を抽出します。
MID関数は、以下のように指定します。
=MID(文字列,開始位置,文字数)
- 文字列を直接指定することができます。
- 文字列にセル番地を指定することができます。
- A2のようにセル番地を指定できます。
- 開始位置には、直接数値を指定できます。
- 開始位置には、セル番地を指定することもできます。
- 文字数には、直接数値を指定できます。
- 文字数には、セル番地を指定することもできます。
![文字列から指定した文字数分の文字を抜き出したい](https://i2.wp.com/excel.kuuneruch.com/wp-content/uploads/2019/06/01-19.png?resize=520%2C254&ssl=1)
MIDB関数
MIDB関数は、指定された文字列の開始位置から指定されたバイト数分の文字列を抽出します。
MIDB関数は、以下のように指定します。
=MIDB(文字列,開始位置,バイト数)
- 文字列を直接指定することができます。
- 文字列にセル番地を指定することができます。
- A2のようにセル番地を指定できます。
- 開始位置には、直接数値を指定できます。
- 開始位置には、セル番地を指定することもできます。
- バイト数には、直接数値を指定できます。
- バイト数には、セル番地を指定することもできます。
![文字列から指定したバイト数分の文字を抜き出したい](https://i0.wp.com/excel.kuuneruch.com/wp-content/uploads/2019/06/01-20.png?resize=520%2C255&ssl=1)
3.文字列を検索する関数
FIND関数
FIND関数は、検索文字列が対象文字列の開始位置(文字数)から存在するか検索します。
そして存在する場合、先頭から何文字目に存在するか求めます。
FIND関数は、以下のように指定します。
=FIND(検索文字列,対象文字,開始位置)
- 検索文字列を直接指定することができます。
- 検索文字列にセル番地を指定することができます。
- A2のようにセル番地を指定できます。
- 対象文字を直接指定することができます。
- 対象文字をセル番地を使って、指定することができます。
- 開始位置を直接指定することができます。
- 開始位置をセル番地を使って、指定することができます。
![指定した文字が何文字目・何バイト目か知りたい](https://i2.wp.com/excel.kuuneruch.com/wp-content/uploads/2019/06/01-24.png?resize=520%2C283&ssl=1)
FINDB関数
FINDB関数は、検索文字列が対象文字列の開始位置(バイト数)から存在するか検索します。
そして存在する場合、先頭から何バイト目に存在するか求めます。
FINDB関数は、以下のように指定します。
=FINDB(検索文字列,対象文字,開始位置)
- 検索文字列を直接指定することができます。
- 検索文字列にセル番地を指定することができます。
- A2のようにセル番地を指定できます。
- 対象文字を直接指定することができます。
- 対象文字をセル番地を使って、指定することができます。
- 開始位置を直接指定することができます。
- 開始位置をセル番地を使って、指定することができます。
![指定した文字が何文字目・何バイト目か知りたい](https://i2.wp.com/excel.kuuneruch.com/wp-content/uploads/2019/06/01-24.png?resize=520%2C283&ssl=1)
4.文字列を置換する関数
REPLACE関数
REPLACE関数は、文字列の開始位置から、文字数分の文字列を置換文字列に置き換えます。
REPLACE関数は、以下のように指定します。
=REPLACE(文字列,開始位置,文字数,置換文字列)
- 文字列を直接指定することができます。
- 文字列にセル番地を指定することができます。
- A2のようにセル番地を指定できます。
- 開始位置を直接指定することができます。
- 開始位置をセル番地を使って、指定することができます。
- 文字数に直接数値を指定することができます。
- 文字数にセル番地を使って、指定することができます。
- 置換文字列に直接文字列を指定することができます。
- 置換文字列にセル番地を使って、指定することができます。
![指定した文字数・バイト数の文字を指定した文字で置き換えたい](https://i0.wp.com/excel.kuuneruch.com/wp-content/uploads/2019/06/01-22.png?resize=520%2C254&ssl=1)
REPLACEB関数
REPLACEB関数は、文字列の開始位置から、バイト数分の文字列を置換文字列に置き換えます。
REPLACE関数は、以下のように指定します。
=REPLACEB(文字列,開始位置,バイト数,置換文字列)
- 文字列を直接指定することができます。
- 文字列にセル番地を指定することができます。
- A2のようにセル番地を指定できます。
- 開始位置を直接指定することができます。
- 開始位置をセル番地を使って、指定することができます。
- バイト数に直接数値を指定することができます。
- バイト数にセル番地を使って、指定することができます。
- 置換文字列に直接文字列を指定することができます。
- 置換文字列にセル番地を使って、指定することができます。
![指定した文字数・バイト数の文字を指定した文字で置き換えたい](https://i0.wp.com/excel.kuuneruch.com/wp-content/uploads/2019/06/01-22.png?resize=520%2C254&ssl=1)
SUBSTITUTE関数
SUBSTITUTE関数は、文字列から検索文字列を探し、置換文字列で置き換えします。
そして、置換対象に何番目かを指定すると、何番目の検索文字列を対象に置換文字列で置き換えします。
置換対象を省略した場合、全ての検索文字列を置換文字列で置き換えします。
SUBSTITUTE関数は、以下のように指定します。
=SUBSTITUTE(文字列,検索文字列,置換文字列,置換対象)
- 文字列を直接指定することができます。
- 文字列にセル番地を指定することができます。
- A2のようにセル番地を指定できます。
- 検索文字列に直接文字列を指定することができます。
- 検索文字列にセル番地を使って、指定することができます。
- 置換文字列に直接文字列を指定することができます。
- 置換文字列にセル番地を使って、指定することができます。
- 置換対象は何番目かを数値を指定でき、省略することもできます。
![指定した文字を検索し指定した文字で置き換えたい](https://i0.wp.com/excel.kuuneruch.com/wp-content/uploads/2019/06/01-23.png?resize=520%2C234&ssl=1)
5.文字列を連結する関数
CONCATENATE関数
CONCATENATE関数は、指定された文字列を連結します。
CONCATENATE関数は、以下のように指定します。
=CONCATENATE(文字列1,文字列2,・・・,文字列255)
- 文字列1~文字列255まで指定することができます。
- 文字列には、直接文字列を指定することができます。
- 文字列には、セル番地を使って、指定することができます。
6.文字列を削除する関数
TRIM関数
TRIM関数は、指定された文字列から空白文字を削除します。
先頭と末尾の空白文字を削除し、文字列の途中の連続する空白文字を1つの空白文字に置換します。
TRIM関数は、以下のように指定します。
=TRIM(文字列)
- 文字列には、直接文字列を指定することができます。
- 文字列には、セル番地を使って、指定することができます。
![文字列に含まれている空白を除去したい](https://i1.wp.com/excel.kuuneruch.com/wp-content/uploads/2019/06/01-25.png?resize=520%2C300&ssl=1)
7.表示形式を変換する関数
UPPER関数
UPPER関数は、指定された文字列に含まれる小文字の英字を大文字の英字に変換します。
半角の英字小文字は、半角の英字大文字に変換します。
全角の英字小文字は、全角の英字大文字に変換します。
UPPER関数は、以下のように指定します。
=UPPER(文字列)
- 文字列には、直接文字列を指定することができます。
- 文字列には、セル番地を使って、指定することができます。
![アルファベットを大文字・小文字に変換したい](https://i1.wp.com/excel.kuuneruch.com/wp-content/uploads/2019/06/01-26.png?resize=520%2C300&ssl=1)
LOWER関数
LOWER関数は、指定された文字列に含まれる大文字の英字を小文字の英字に変換します。
半角の英字大文字は、半角の英字小文字に変換します。
全角の英字大文字は、全角の英字小文字に変換します。
LOWER関数は、以下のように指定します。
=LOWER(文字列)
- 文字列には、直接文字列を指定することができます。
- 文字列には、セル番地を使って、指定することができます。
![アルファベットを大文字・小文字に変換したい](https://i1.wp.com/excel.kuuneruch.com/wp-content/uploads/2019/06/01-26.png?resize=520%2C300&ssl=1)
TEXT関数
TEXT関数は、指定された数値を指定された表示形式の文字列に変換します。
表示形式の指定により、数値形式や日付形式、時刻形式に変換します。
TEXT関数は、以下のように指定します。
=TEXT(値,表示形式)
- 値には、直接値を指定することができます。
- 値には、セル番地を使って、指定することができます。
- 表示形式は、ダブルコーテーション(”)で囲んで、指定します。
![TEXT関数で日付の表示形式を変換する](https://i2.wp.com/excel.kuuneruch.com/wp-content/uploads/2019/06/01-10.png?resize=520%2C300&ssl=1)
![入力した数値の表示形式を変更したい](https://i0.wp.com/excel.kuuneruch.com/wp-content/uploads/2019/06/01-11.png?resize=520%2C300&ssl=1)
以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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