【EXCEL:SUMIFS関数】複数条件を指定して合計を求めたい

複数条件を指定して合計を求めたい

困っている女性

SUMIF関数は1つだけ条件を指定して合計を求めることはわかったけど、条件を複数にして合計を求めたいの・・・。
SUMIFS関数を使えば、複数条件を指定して合計を求めることができるよ。

解決する男性

困っている女性

SUMIF関数とSUMIFS関数って名前が似ているのね。
そうだね。SUMIF関数は条件1つ、SUMIFS関数は条件を複数指定できるんだよ。複数してした条件に全て合致する項目だけ合計を求めることができるよ。

解決する男性

困っている女性

それじゃあ、早く教えてよ。

 

この記事では、SUMIFS関数を利用して、複数条件を指定して合計を求める方法について説明します。

 

指定した条件全てに合致する行の指定した列の値を合計することができます。

 

SUMIFS関数の条件を1つにすれば、SUMIF関数の代わりに利用することができます。

 

すなわち、SUMIFS関数さえ使えれば、SUMIF関数を知らなくても、条件を指定して合計を求めることができます。

 

SUMIF関数を知らない人は、先に以下の記事を参照しておいてください。

【EXCEL:SUMIF関数】条件を指定して合計を求めたい

 

もっと簡単にいろいろな集計をしたい方は、以下の記事も参照してください。

【EXCEL:VBA】キー項目を指定して集計したい

 

それでは、SUMIFS関数について説明します。

SUMIFS関数の使い方

SUMIFS関数は、以下のように指定します。

=SUMIF(合計したい範囲,条件を探す範囲①,条件①,条件を探し範囲②,条件②,・・・)

 

複数条件を指定して、全ての条件に合致する行の合計を返します。

SUMIFS関数の説明

SUMIFS関数は、「合計したい範囲」を1つだけ指定することができます。

また、「条件を探す範囲」と「条件」を1セットとして、好きなだけ条件を指定することができます。

 

1つ目は、合計したい範囲を指定します。
合計する列範囲を指定します。

 

2つ目は、条件を探す範囲を指定します。
指定した条件を探す範囲を指定します。

 

3つ目は、条件を指定します。
条件は、文字列や等符号(>,<>,<)で指定します。

 

以降4つ目は次の条件を探す範囲、5つ目は次の条件と好きなだけ条件範囲と条件を指定することができます。

 

SUMIFS関数を利用して売上数の合計を求める

以下の「売上明細表」は、年月日毎の担当者毎の売上数と売上金額の一覧となっています。

「曜日別個人成績表」は、曜日毎の担当者毎の売上数合計と売上金額合計を表しています。

曜日毎の担当者毎の合計売上数を求める

曜日毎の担当者毎の合計売上数を求める

「曜日別個人成績表」の売上数は、SUMIFS関数を利用して求めています。

実際に入力している計算式は以下です。

=SUMIFS($D$3:$D$45,$B$3:$B$45,$G3,$C$3:$C$45,$H3)

 

$D$3:$D$45は、売上明細表の「売上数」列範囲を指定しています。

合計する範囲を指定しています。

「D3:D45」ではなく、「$D$3:$D$45」を指定している理由は、I3をコピーしてI4からI22に貼り付けても「売上数」列範囲が変更されなくするためです。

 

$B$3:$B$45は、売上明細表の「曜日」列範囲を指定しています。

 

$G3は、曜日別個人成績表の「曜日」を指定します。
具体的には、「曜日=月」に該当する行を指定しています。

 

$C$3:$C$45は、売上明細表の「担当者」列範囲を指定しています。

 

$H3は、曜日別個人成績表の「担当者」を指定します。
具体的には、「担当者=佐藤」に該当する行を指定しています。

 

すなわち、曜日と担当者を指定して、該当する行の売上数の合計を求めています。

 

I3列は、「曜日=月」かつ「担当者=佐藤」に該当する行の売上数の合計(3)を求めています。

 

SUMIFS関数を利用して売上金額の合計を求める

さきほど、曜日毎の担当者毎の「売上数」合計を求めましたので、次は曜日毎の担当者毎の「売上金額」合計を求めます。

曜日毎の担当者毎の合計売上金額を求める

曜日毎の担当者毎の合計売上金額を求める

「曜日別個人成績表」の売上金額は、SUMIFS関数を利用して求めています。

実際に入力している計算式は以下です。

=SUMIFS($E$3:$E$45,$B$3:$B$45,$G3,$C$3:$C$45,$H3)

 

$E$3:$E$45は、売上明細表の「売上金額」列範囲を指定しています。

合計する範囲を指定しています。

「E3:E45」ではなく、「$E$3:$E$45」を指定している理由は、J3をコピーしてJ4からJ22に貼り付けても「売上金額」列範囲が変更されなくするためです。

 

$B$3:$B$45は、売上明細表の「曜日」列範囲を指定しています。

 

$G3は、曜日別個人成績表の「曜日」を指定します。
具体的には、「曜日=月」に該当する行を指定しています。

 

$C$3:$C$45は、売上明細表の「担当者」列範囲を指定しています。

 

$H3は、曜日別個人成績表の「担当者」を指定します。
具体的には、「担当者=佐藤」に該当する行を指定しています。

 

すなわち、曜日と担当者を指定して、該当する行の売上金額の合計を求めています。

 

J3列は、「曜日=月」かつ「担当者=佐藤」に該当する行の売上金額の合計(1800円)を求めています。

売上明細表の合計(売上数、売上金額)と曜日別個人成績表の合計(売上数、売上金額)が同じになっていますので、SUMIFS関数で指定した計算式に間違いがないことが明らかです。

指定した条件(曜日、担当者)にもれやダブリもなく、正しく合計を求められています。

もし、条件にもれやダブリがあれば、合計が異なってきますので気づくことができます。

 

最初は指定の仕方が難しく思いますが、慣れてしまえば簡単に条件を指定できるようになります。

指定する条件を増やせば、もっと複雑な条件で合計を求めることができます。

1つ1つ自力で入力して、慣れていきましょう。

 

以上です。

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