【EXCEL:TEXT関数:日付編】入力した日付の表示形式を変更したい

TEXT関数で日付の表示形式を変換する

困っている女性

入力した日付をもとに、表示形式を変更したいわ。
TEXT関数を使えば、曜日・西暦年・和暦元号・和暦年などに変更して表示できるよ。

解決する男性

困っている女性

本当?それって簡単?
簡単だよ。いますぐ使える!!

解決する男性

困っている女性

それじゃあ、早く教えてよ。

 

この記事では、TEXT関数を使って入力されている日付の表示形式を変更する方法を説明します。

 

いろいろな書類を作成するのに、日付はよく使われます。

 

その日付の表示形式を簡単に変更するために、TEXT関数は使えます。

 

また、TEXT関数は日付以外にも、時刻や数値の表示形式を変更することができます。

それでは、便利なTEXT関数について説明します。

TEXT関数の使い方

TEXT関数は以下のように指定します。

=TEXT(日付,表示形式を指定する文字列)

TEXT関数の説明
TEXT関数は、2つの引数を指定して使います。

1つ目は、日付です。

直接日付を入力するか、日付が入力されているセル番地を指定します。

2つ目は、表示形式を変更する書式を文字列です。

文字列は、ダブルクォーテーションで囲って指定します。

 

例えば、曜日なら”aaa”を指定します。

それでは、日付の表示形式を変更するときに指定する文字列を説明します。

日付から曜日に表示形式を変更する

以下の図では、日付を曜日に表示形式を変更した例です。

日付から曜日に表示形式を変更する

日付から曜日に表示形式を変更する

曜日を1文字で表示する

「表示形式を指定する文字列」は、“aaa”を指定します。

=TEXT(日付,“aaa”)

曜日の表示は以下のように、1文字で表示されます。

曜日を3文字で表示する

「表示形式を指定する文字列」は、“aaaa”を指定します。

=TEXT(日付,“aaaa”)

曜日の表示は以下のように、曜日つきの3文字で表示されます。

  • 月曜日
  • 火曜日
  • 水曜日
  • 木曜日
  • 金曜日
  • 土曜日
  • 日曜日

 

日付から西暦年に表示形式を変更する

以下の図では、日付を西暦年に表示形式を変更した例です。

日付から西暦年に表示形式を変更する

日付から西暦年に表示形式を変更する

西暦年を4桁で表示する

「表示形式を指定する文字列」は、“yyyy”を指定します。

=TEXT(日付,“yyyy”)

西暦年の表示は4桁の数値で表示されます。

例:2019年 ⇒ 2019

西暦年を下2桁で表示する

「表示形式を指定する文字列」は、“yy”を指定します。

=TEXT(日付,“yy”)

西暦年の表示は下2桁の数値で表示されます。

例:2019年 ⇒ 19

日付から元号に表示形式を変更する

以下の図では、日付を元号に表示形式を変更した例です。

日付から元号に表示形式を変更する

日付から元号に表示形式を変更する

元号をアルファベット1桁で表示する

「表示形式を指定する文字列」は、“g”を指定します。

=TEXT(日付,“g”)

元号の表示は以下のように、アルファベット1文字で表示されます。

  • 昭和 ⇒ S
  • 平成 ⇒ H
  • 令和 ⇒ R

 

元号を漢字1桁で表示する

「表示形式を指定する文字列」は、“gg”を指定します。

=TEXT(日付,“gg”)

元号の表示は以下のように、漢字1文字で表示されます。

  • 昭和 ⇒ 昭
  • 平成 ⇒ 平
  • 令和 ⇒ 令

 

元号を漢字2桁で表示する

「表示形式を指定する文字列」は、“ggg”を指定します。

=TEXT(日付,“ggg”)

元号の表示は以下のように、漢字2文字で表示されます。

  • 昭和
  • 平成
  • 令和

日付から和暦年に表示形式を変更する

以下の図では、日付を和暦年に表示形式を変更した例です。

日付から和暦年に表示形式を変更する

日付から和暦年に表示形式を変更する

和暦年を数値で表示する

「表示形式を指定する文字列」は、“e”を指定します。

=TEXT(日付,“e”)

和暦年の表示は数値で表示されます。

  • 令和元年 ⇒ 1
  • 令和11年 ⇒ 11
  • 令和21年 ⇒ 21

 

和暦年を2桁で表示する

「表示形式を指定する文字列」は、“ee”を指定します。

=TEXT(日付,“ee”)

和暦年の表示は2桁で表示されます。

和暦年が1桁の場合、頭に0をつけて2桁で表示されます。

  • 令和元年 ⇒ 01
  • 令和11年 ⇒ 11
  • 令和21年 ⇒ 21

 

日付から月に表示形式を変更する

以下の図では、日付を月に表示形式を変更した例です。

日付から月に表示形式を変更する

日付から月に表示形式を変更する

月を数値で表示する

「表示形式を指定する文字列」は、“m”を指定します。

=TEXT(日付,“m”)

月の表示は数値で表示されます。

  • 6月   ⇒ 6
  • 12月 ⇒ 12

 

月を2桁で表示する

「表示形式を指定する文字列」は、“mm”を指定します。

=TEXT(日付,“mm”)

月の表示は2桁で表示されます。

月が1桁の場合、頭に0をつけて2桁で表示されます。

  • 6月   ⇒ 06
  • 12月 ⇒ 12

 


以下の図では、日付を英語の月に表示形式を変更した例です。

日付から英語の月に表示形式を変更する

日付から英語の月に表示形式を変更する

月を英語の省略形で表示する

「表示形式を指定する文字列」は、“mmm”を指定します。

=TEXT(日付,“mmm”)

月の表示は英語の省略形で表示されます。

  • 1月 ⇒ Jan
  • 2月 ⇒ Feb
  • 3月 ⇒ Mar
  • 4月 ⇒ Apr
  • 5月 ⇒ May
  • 6月 ⇒ Jun
  • 7月 ⇒ Jul
  • 8月 ⇒ Aug
  • 9月 ⇒ Sep
  • 10月 ⇒ Oct
  • 11月 ⇒ Nov
  • 12月 ⇒ Dec

 

月を英語で表示する

「表示形式を指定する文字列」は、“mmmm”を指定します。

=TEXT(日付,“mmmm”)

月の表示は英語の省略形で表示されます。

  • 1月 ⇒ January
  • 2月 ⇒ February
  • 3月 ⇒ March
  • 4月 ⇒ April
  • 5月 ⇒ May
  • 6月 ⇒ Jun
  • 7月 ⇒ July
  • 8月 ⇒ August
  • 9月 ⇒ September
  • 10月 ⇒ October
  • 11月 ⇒ November
  • 12月 ⇒ December

 

日付から日に表示形式を変更する

以下の図では、日付を日に表示形式を変更した例です。

日付から日に表示形式を変更する

日付から日に表示形式を変更する

日を数値で表示する

「表示形式を指定する文字列」は、“d”を指定します。

=TEXT(日付,“d”)

日の表示は、数値で表示されます。

  • 8日   ⇒ 8
  • 18日 ⇒ 18

日を2桁で表示する

「表示形式を指定する文字列」は、“dd”を指定します。

=TEXT(日付,“dd”)

日の表示は2桁で表示されます。

日が1桁の場合、頭に0をつけて2桁で表示されます。

  • 8日   ⇒ 08
  • 18日 ⇒ 18

以下の図では、曜日の表示形式を英語に変更した例です。

日付から英語の曜日に表示形式を変更する

日付から英語の曜日に表示形式を変更する

曜日を英語の省略形で表示する

「表示形式を指定する文字列」は、“ddd”を指定します。

=TEXT(日付,“ddd”)

曜日の表示は英語の省略形で表示されます。

  • 月曜日 ⇒ Mon
  • 火曜日 ⇒ Tue
  • 水曜日 ⇒ Wed
  • 木曜日 ⇒ Thu
  • 金曜日 ⇒ Fri
  • 土曜日 ⇒ Sat
  • 日曜日 ⇒ Sun

 

曜日を英語で表示する

「表示形式を指定する文字列」は、“dddd”を指定します。

=TEXT(日付,“dddd”)

曜日の表示は英語で表示されます。

  • 月曜日 ⇒ Monday
  • 火曜日 ⇒ Tuesday
  • 水曜日 ⇒ Wednesday
  • 木曜日 ⇒ Thursday
  • 金曜日 ⇒ Friday
  • 土曜日 ⇒ Saturday
  • 日曜日 ⇒ Sunday

 

今回は、TEXT関数を使って日付の表示を変更する方法について説明しました。

以下の記事では、TEXT関数を使って数値の表示を変更する方法について説明しています。

【TEXT関数:数値編】入力した数値の表示形式を変更したい

合わせて、確認してください。

 

TEXT関数を試しに使って、覚えましょう。

以上です。

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