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この記事では、入力されている文字列に含まれている文字を、指定した異なる文字で置き換えするSUBSTITUTE関数について説明します。
すでに入力されている文字列に含まれている文字を、違う文字で置き換えしたい場面は幾度となくあります。
そういうときに役に立つSUBSTITUTE関数の使い方を覚えてしまいましょう。
以下の記事ではREPLACE関数と似たような文字数を指定して文字列を操作するLEFT関数・MID関数・RIGHT関数について説明しています。
【EXCEL：LEFT・MID・RIGHT関数】文字列から指定した文字数分の文字を抜き出したい
また、以下の記事ではREPLACEB関数と似たようなバイト数を指定して文字を抜き出すLEFTB関数・MIDB関数・RIGHTB関数について説明しています。
【EXCEL：LEFTB・MIDB・RIGHTB関数】文字列から指定したバイト数分の文字を抜き出したい
以下の記事では、入力されている文字列の文字数やバイト数を返すLEN関数・LENB関数について説明しています。
【EXCEL：LEN・LENB関数】文字列の文字数・バイト数を求めたい
以下の記事では、入力されている文字列を文字数やバイト数を指定して置き換えするREPLACE関数・REPLACEB関数について説明しています。
【EXCEL：REPLACE・REPLACEB関数】指定した文字数・バイト数の文字を指定した文字で置き換えたい
それでは、SUBSTITUTE関数について説明します。
もくじ
SUBSTITUTE関数の使い方
SUBSTITUTE関数は、以下のように指定します。
=SUBSTITUTE(文字列,検索文字,置換文字,置換対象)
文字列の左端から検索文字を探し、見つかれば置換文字で指定された文字で置き換えします。
置換対象は何番目に見つかった検索文字を置き換えるかを指定します。
SUBSTITUTE関数は、4つの引数を指定します。
1つ目は、置き換えする元となる文字列を指定します。
セル番地を指定すれば、そのセルに入力されている文字列が対象となります。
関数に直接文字列をダブルクォーテーションで囲んで指定することもできます。
2つ目は、検索したい文字（検索文字）を指定します。
セル番地を指定すれば、そのセルに入力されている文字列が対象となります。
関数に直接文字列をダブルクォーテーションで囲んで指定することもできます。
3つ目は、置換したい文字（置換文字）を指定します。
セル番地を指定すれば、そのセルに入力されている文字列が対象となります。
関数に直接文字列をダブルクォーテーションで囲んで指定することもできます。
4つ目は、何番目に見つかった検索文字を置換するか（置換対象）を指定します。
置換対象は省略可能で、省略した場合、全ての見つかった検索文字を対象に置換文字で置き換えます。
以下の図では、セルA2に入力されている文字列の3文字目から2文字分の文字を◆で置き換えするようにREPLACE関数が指定されています。
REPLACE関数の使用例
結果として、セルB2に「あい◆おかきくけこ」が表示されています。
3文字目から2文字に当たる「うえ」が「◆」に置き換えられています。
また、2行目以降も同様にREPLACE関数で◆に置き換えられています。
7行目に関しては、1文字しかなく指定した開始位置（3文字目）がないですが、3文字目があるものとして、◆に置き換えられ、結果として◆が末尾に付加されています。
SUBSTITUTE関数の使用例（見つかった全てを置換する）
以下の図では、見つかった全ての検索文字を置換するようにSUBSTITUTE関数を指定しています。
SUBSTITUTE関数の使用例（見つかった全てを置換する）
以下に、実際に入力したSUBSTITUTE関数を説明します。
=SUBSTITUTE(A2,B2,C2)
1つ目（文字列）は、セルA2（あいうえおあいうえお）に入力されている文字を指定。
2つ目（検索文字）は、セルB2（う）に入力されている文字を指定。
3つ目（置換文字）は、セルC2（◆）に入力されている文字を指定。
4つ目（置換対象）は、省略。（全てを対象とする）
結果として、「あいうえおあいうえお」から「う」を検索し、見つかった全てを「◆」に置換し、「あい◆えおあい◆えお」がセルD2に返されています。
以下の図は、検索文字を「うえ」にして、見つかった全てを置換文字「◆」で置換してします。
SUBSTITUTE関数の使用例（見つかった全てを置換する）その２
結果として、「あいうえおあいうえお」から「うえ」を検索し、見つかった全てを「◆」に置換し、「あい◆おあい◆お」がセルD4に返されています。
SUBSTITUTE関数の使用例（見つかった1つ目のみ置換する）
以下の図では、見つかった1つ目の検索文字を置換するようにSUBSTITUTE関数を指定しています。
SUBSTITUTE関数の使用例（見つかった1つ目のみ置換する）
以下に、実際に入力したSUBSTITUTE関数を説明します。
=SUBSTITUTE(A3,B3,C3,1)
1つ目（文字列）は、セルA3（あいうえおあいうえお）に入力されている文字を指定。
2つ目（検索文字）は、セルB3（う）に入力されている文字を指定。
3つ目（置換文字）は、セルC3（◆）に入力されている文字を指定。
4つ目（置換対象）は、見つかった1番目を指定。
結果として、「あいうえおあいうえお」から「う」を検索し、見つかった1番目のみ「◆」に置換し、「あい◆えおあいうえお」がセルD3に返されています。
以下の図は、検索文字を「うえ」にして、見つかった1番目を置換文字「◆」で置換してします。
SUBSTITUTE関数の使用例（見つかった1つ目のみ置換する）その2
結果として、「あいうえおあいうえお」から「うえ」を検索し、見つかった1番目のみ「◆」に置換し、「あい◆おあいうえお」がセルD5に返されています。
SUBSTITUTE関数の使用例（検索文字が見つからなかった場合）
以下の図では、SUBSTITUTE関数の検索文字に「か」を指定したが、見つからなかった場合の結果です。
SUBSTITUTE関数の使用例（検索文字が見つからなかった場合）
結果として、「あいうえおあいうえお」から「か」を検索したが見つからず、何も置換されずに「あいうえおあいうえお」がそのままセルD6に返されています。
1つ1つ自力で入力して、試しながら慣れていきましょう。
以上です。
