【EXCEL:LEFT・MID・RIGHT関数】文字列から指定した文字数分の文字を抜き出したい

文字列から指定した文字数分の文字を抜き出したい

困っている女性

セルに入力されている文字列から指定した文字数分の文字を抜き出す関数ってないの?
もちろん、ありますよ。左から文字を抜き出すLEFT関数、指定した位置から文字を抜き出すMID関数、右から文字を抜き出すRIGHT関数の3つがあるよ。

解決する男性

困っている女性

使う場面に応じて、3つの関数を使い分けるのね。
そうだね。

解決する男性

困っている女性

それじゃあ、早く教えてよ。

 

この記事では、文字列から指定した文字数の文字を抜き出すLEFT関数、MID関数、RIGHT関数について説明します。

 

文字列を操作する関数を使う場面は、たびたび発生しますので、使えるようになりましょう。

それでは、LEFT関数について説明します。

LEFT関数の使い方

LEFT関数は、以下のように指定します。

=LEFT(文字列,文字数)

 

文字列の左端から指定した文字数の文字を返します。

LEFT関数の説明

LEFT関数は、2つの引数を指定します。

 

1つ目は、文字列を指定します。
抜き出し元の文字列を指定します。
セル番地を指定すれば、そのセルに入力されている文字列が対象となります。
関数に直接文字列をダブルクォーテーションで囲んで指定することもできます。

 

2つ目は、左端から抜き出したい文字数を指定します。
半角文字、全角文字のどちらも1文字としてカウントされます。
また、文字数を省略した場合、1を指定したと認識されます。

 

以下の図では、セルA2に入力されている文字列を左端から4文字抜き出すようにLEFT関数が指定されています。

LEFT関数の使用例

LEFT関数の使用例

結果として、セルB2に「あいうえ」が表示されています。

また、2行目以降も同様にLEFT関数で文字が抜き出されています。
7行目に関しては、抜き出し元の文字列が1文字となっており、4文字に満たないため抜き出すことができた1文字のみセルB7に表示されています。

 

MID関数の使い方

MID関数は、以下のように指定します。

=MID(文字列,開始位置,文字数)

 

文字列開始位置(左から何文字目)から指定した文字数の文字を返します。

MID関数の説明

MID関数は、3つの引数を指定します。

 

1つ目は、文字列を指定します。
抜き出し元の文字列を指定します。
セル番地を指定すれば、そのセルに入力されている文字列が対象となります。
関数に直接文字列をダブルクォーテーションで囲んで指定することもできます。

 

2つ目は、開始位置を指定します。
開始位置は、左から何文字目かを指定します。

 

3つ目は、抜き出したい文字数を指定します。
半角文字、全角文字のどちらも1文字としてカウントされます。

 

以下の図では、セルA2に入力されている文字列を、左端から3文字目から4文字抜き出すようにMID関数が指定されています。

MID関数の使用例

MID関数の使用例

結果として、セルC2に「うえおか」が表示されています。

また、2行目以降も同様にMID関数で文字が抜き出されています。
7行目に関しては、抜き出し元の文字列が1文字となっており、指定した開始位置に文字が存在しないため、セルB7には何も表示されていません。

 

RIGHT関数の使い方

RIGHT関数は、以下のように指定します。

=RIGHT(文字列,文字数)

 

文字列の右端から指定した文字数の文字を返します。

RIGHT関数の説明

RIGHT関数は、2つの引数を指定します。

 

1つ目は、文字列を指定します。
抜き出し元の文字列を指定します。
セル番地を指定すれば、そのセルに入力されている文字列が対象となります。
関数に直接文字列をダブルクォーテーションで囲んで指定することもできます。

 

2つ目は、右端から抜き出したい文字数を指定します。
半角文字、全角文字のどちらも1文字としてカウントされます。
また、文字数を省略した場合、1を指定したと認識されます。

 

以下の図では、セルA2に入力されている文字列を右端から4文字抜き出すようにRIGHT関数が指定されています。

RIGHT関数の使用例

RIGHT関数の使用例

結果として、セルD2に「きくけこ」が表示されています。

また、2行目以降も同様にRIGHT関数で文字が抜き出されています。
7行目に関しては、抜き出し元の文字列が1文字となっており、4文字に満たないため抜き出すことができた1文字のみセルD7に表示されています。

 

LEFT関数、MID関数、RIGHT関数を利用して、文字列操作ができるようになりましょう。

1つ1つ自力で入力して、慣れていきましょう。

 

以上です。

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