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この記事では、文字列から指定した文字数の文字を抜き出すLEFT関数、MID関数、RIGHT関数について説明します。
文字列を操作する関数を使う場面は、たびたび発生しますので、使えるようになりましょう。
それでは、LEFT関数について説明します。
もくじ
LEFT関数の使い方
LEFT関数は、以下のように指定します。
=LEFT(文字列,文字数)
文字列の左端から指定した文字数の文字を返します。
LEFT関数は、2つの引数を指定します。
1つ目は、文字列を指定します。
抜き出し元の文字列を指定します。
セル番地を指定すれば、そのセルに入力されている文字列が対象となります。
関数に直接文字列をダブルクォーテーションで囲んで指定することもできます。
2つ目は、左端から抜き出したい文字数を指定します。
半角文字、全角文字のどちらも1文字としてカウントされます。
また、文字数を省略した場合、1を指定したと認識されます。
以下の図では、セルA2に入力されている文字列を左端から4文字抜き出すようにLEFT関数が指定されています。
結果として、セルB2に「あいうえ」が表示されています。
また、2行目以降も同様にLEFT関数で文字が抜き出されています。
7行目に関しては、抜き出し元の文字列が1文字となっており、4文字に満たないため抜き出すことができた1文字のみセルB7に表示されています。
MID関数の使い方
MID関数は、以下のように指定します。
=MID(文字列,開始位置,文字数)
文字列の開始位置(左から何文字目)から指定した文字数の文字を返します。
MID関数は、3つの引数を指定します。
1つ目は、文字列を指定します。
抜き出し元の文字列を指定します。
セル番地を指定すれば、そのセルに入力されている文字列が対象となります。
関数に直接文字列をダブルクォーテーションで囲んで指定することもできます。
2つ目は、開始位置を指定します。
開始位置は、左から何文字目かを指定します。
3つ目は、抜き出したい文字数を指定します。
半角文字、全角文字のどちらも1文字としてカウントされます。
以下の図では、セルA2に入力されている文字列を、左端から3文字目から4文字抜き出すようにMID関数が指定されています。
結果として、セルC2に「うえおか」が表示されています。
また、2行目以降も同様にMID関数で文字が抜き出されています。
7行目に関しては、抜き出し元の文字列が1文字となっており、指定した開始位置に文字が存在しないため、セルB7には何も表示されていません。
RIGHT関数の使い方
RIGHT関数は、以下のように指定します。
=RIGHT(文字列,文字数)
文字列の右端から指定した文字数の文字を返します。
RIGHT関数は、2つの引数を指定します。
1つ目は、文字列を指定します。
抜き出し元の文字列を指定します。
セル番地を指定すれば、そのセルに入力されている文字列が対象となります。
関数に直接文字列をダブルクォーテーションで囲んで指定することもできます。
2つ目は、右端から抜き出したい文字数を指定します。
半角文字、全角文字のどちらも1文字としてカウントされます。
また、文字数を省略した場合、1を指定したと認識されます。
以下の図では、セルA2に入力されている文字列を右端から4文字抜き出すようにRIGHT関数が指定されています。
結果として、セルD2に「きくけこ」が表示されています。
また、2行目以降も同様にRIGHT関数で文字が抜き出されています。
7行目に関しては、抜き出し元の文字列が1文字となっており、4文字に満たないため抜き出すことができた1文字のみセルD7に表示されています。
LEFT関数、MID関数、RIGHT関数を利用して、文字列操作ができるようになりましょう。
1つ1つ自力で入力して、慣れていきましょう。
以上です。