この記事では、HYPERLINK関数を利用して別のEXCELファイルやフォルダ、ブラウザ、メールなどを開く方法を説明します。
HYPERLINK関数を固定で記述せず、開く対象を可変的に変える方法も説明します。
HYPERLINK関数を使うと、よく使ういろいろなものをすぐに開くことができるようになります。
したがって、HYPERLINK関数を上手く使うことによって、作業の司令塔を作ることができるようになります。
困っている女性
解決する男性
解決する男性
困っている女性
困っている女性
それでは、作業の司令塔になるHYPERLINK関数について説明します。
もくじ
HYPERLINK関数の使い方
HYPERLINK関数は以下のように指定します。
=HYPERLINK(リンク先,リンク文字)
指定されたリンク先をリンク文字でハイパーリンクを作ります。
1つ目は、リンク先を指定します。
リンク先は、開きたいEXCELファイルのフルパスやフォルダパスなどを指定します。
2つ目は、リンク文字を指定します。
リンク文字は、ダブルクォーテーションで囲んた文字を指定します。
フォルダを開くハイパーリンクの作り方
以下の図では、セルC2に指定したフォルダを開くハイパーリンクをセルB2に書いています。
上記の図では、以下のようにHYPERLINK関数を指定しています。
=HYPERLINK(フォルダパス、リンク文字)
フォルダパス:C2
リンク文字 :”◆フォルダを開く”
「◆フォルダを開く」というハイパーリンクをクリックすると、セルC2に指定したフォルダパスをエクスプローラーで開いてくれます。
別EXCELファイルを開くハイパーリンクの作り方
以下の図では、セルC4に指定したEXCELファイルを開くハイパーリンクをセルB4に書いています。
上記の図では、以下のようにHYPERLINK関数を指定しています。
=HYPERLINK(EXCELファイルパス、リンク文字)
EXCELファイルパス:C4
リンク文字 :”◆別EXCELを開く”
「◆別EXCELを開く」というハイパーリンクをクリックすると、セルC4に指定したEXCELファイルを開いてくれます。
自EXCELの別シートに遷移するハイパーリンクの作り方
以下の図では、セルC6に指定したEXCELファイルを開くハイパーリンクをセルB6に書いています。
上記の図では、以下のようにHYPERLINK関数を指定しています。
=HYPERLINK(#シート名!セル番地、リンク文字)
#シート名!セル番地:C6
リンク文字 :”◆自EXCELの別シートに遷移する”
「◆自EXCELの別シートに遷移する」というハイパーリンクをクリックすると、セルC6に指定したシートのセル番地に画面が遷移します。
※注意としては、必ずシート名の前に#を記入してください。
指定したキーワードのGoogle検索結果ページを開くハイパーリンクの作り方
以下の図では、セルC8に指定したキーワードのGoogle検索結果ページを開くハイパーリンクをセルB8に書いています。
上記の図では、以下のようにHYPERLINK関数を指定しています。
=HYPERLINK(検索URL、リンク文字)
検索URL :”https://www.google.com/search?q=” & C8
リンク文字:”◆Googleで調べる”
「◆Googleで調べる」というハイパーリンクをクリックすると、セルC8に指定したキーワードのGoogle検索結果ページが開きます。
「エクセル」というキーワードのGoogle検索結果ページが表示されます。
指定したキーワードのYahoo検索結果ページを開くハイパーリンクの作り方
以下の図では、セルC10に指定したキーワードのYahoo検索結果ページを開くハイパーリンクをセルB10に書いています。
上記の図では、以下のようにHYPERLINK関数を指定しています。
=HYPERLINK(検索URL、リンク文字)
検索URL :”https://search.yahoo.co.jp/search?p=” & C10
リンク文字:”◆Yahooで調べる”
「◆Yahooで調べる」というハイパーリンクをクリックすると、セルC10に指定したキーワードのYahoo検索結果ページが開きます。
「エクセル」というキーワードのYahoo検索結果ページが表示されます。
指定したキーワードのBing検索結果ページを開くハイパーリンクの作り方
以下の図では、セルC12に指定したキーワードのBing検索結果ページを開くハイパーリンクをセルB12に書いています。
上記の図では、以下のようにHYPERLINK関数を指定しています。
=HYPERLINK(検索URL、リンク文字)
検索URL :”https://www.bing.com/search?q=” & C12
リンク文字:”◆Bingで調べる”
「◆Bingで調べる」というハイパーリンクをクリックすると、セルC12に指定したキーワードのBing検索結果ページが開きます。
「エクセル」というキーワードのBing検索結果ページが表示されます。
指定したメールアドレス宛の下書きメールを開くハイパーリンクの作り方
以下の図では、セルC14に指定したメールアドレス宛の下書きメールを開くハイパーリンクをセルB14に書いています。
上記の図では、以下のようにHYPERLINK関数を指定しています。
=HYPERLINK(メールアドレス、リンク文字)
メールアドレス:”mailto:” & C14
リンク文字 :”◆メールを起動する”
「◆メールを起動する」というハイパーリンクをクリックすると、セルC14に指定したメールアドレス宛の下書きメールが開きます。
「test@aaa.bbb.com」というメールアドレス宛の下書きメールが表示されます。
いかがでしたでしょうか?
よく使うEXCELファイルやフォルダなどをハイパーリンクとして設定しておけば、簡単に利用できるようになり探す手間が減り、作業効率が上がりますよ。
ぜひ、活用してみてください。
以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事をシェアしていただけると喜びます。