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この記事では、入力されている数値を整数値に変換するINT関数について説明します。
指定された数値が正の数値の場合、小数点以下は切り捨てられます。
指定された数値が負の数値の場合、小数点以下が切り上げれます。
この記事で、INT関数を使えるようになりましょう。
INT関数に似たような関数がいくつかあります。
以下の記事では、指定した数値を指定した桁数に合わせるために、指定した桁数のひとつ下の位で四捨五入する関数について説明しています。
【EXCEL:ROUND関数】四捨五入して指定した桁数の数値を求めたい
以下の記事では、指定した数値を切り上げするROUNDUP関数について説明しています。
【EXCEL:ROUNDUP関数】数値を切り上げて指定の桁数まで求めたい
以下の記事では、指定した数値を切り捨てするROUNDDOWN関数・TRUNC関数について説明しています。
【EXCEL:ROUNDDOWN・TRUNC関数】数値を切り捨てて指定の桁数まで求めたい
それでは、INT関数について説明します。
もくじ
INT関数の使い方
INT関数は、以下のように指定します。
=INT(数値)
指定された数値が正の数値の場合、小数点以下を切り捨てして正の整数を求めます。
指定された数値が負の数値の場合、小数点以下を切り上げして負の整数値を求めます。
セルに入力されている数値の場合、セル番地を指定します。
また、直接関数に入力して指定することもできます。
INT関数は、数値を1つ指定することができます。
数値には、セル番地や直接数値を指定します。
例えば、A2のようにセル番地を指定します。
直接数値を指定する場合、123.1のように指定します。
INT関数の使用例(正の数値)
以下の図では、セルB2でINT関数を利用して、A2に入力された数値から整数値を求めています。
具体的には、123.1をINT関数に渡して、整数値123を求めています。
INT関数の使用例(正の数値)
2行目~4行の数値は全て正の数値のため、小数点以下が切り捨てられています。
INT関数の使用例(負の数値)
以下の図では、セルB5でINT関数を利用して、A5に入力された数値から整数値を求めています。
具体的には、-123.1をINT関数に渡して、整数値-124を求めています。
5行目~7行の数値は全て負の数値のため、小数点以下が切り上げられています。
整数値を求めたい場面は、たくさんあります。
そういう時にさらっと使えるように、いろいろ数値を変えながら試してみてください。
以上です。