困っている女性
いちいち入力した値をもとに、マスタシートからコードや単価などを探すのが大変なの・・・。
それは、VLOOKUP関数っていうんだよ。
解決する男性
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この記事では、VLOOKUP関数を使って、入力した値をもとにマスタシートから関連するデータを取得して、表示させる方法を説明します。
この関数を使えば、入力した値をもとに一覧から自動的に関連するデータを探してくれます。
つまり、探す手間と入力間違いをなくすことができるようになります。
VLOOKUP関数の使い方を覚えて、入力作業を正確に早くできるようになりましょう。
それでは、VLOOKUP関数の使い方について、順番に説明します。
もくじ
マスタシートを準備する
検索元となるマスタシートを準備します。
上の図では、商品マスタを準備しました。
データの並びは、商品名(1列名)、商品コード(2列目)、単価(3列目)です。
VLOOKUP関数を入力する
入力した値に関連するデータを表示させたいセルに「VLOOKUP関数」を入力します。
上の図では、入力した「商品名」からマスタシートを検索し、該当する「商品コード」を取得するために、VLOOKUPを使います。
「検索値」 ・・・一覧から検索する元となる値(セル番地)を指定します。
「範囲」 ・・・一覧の範囲(セル範囲)を指定します。
一覧は、必ず1列目に「検索値」を探す列を必要とします。
「列番号」 ・・・一覧から取得したい値がある列番号(1から列は開始)を指定します。
「検索方法」・・・TRUE(近似一致)またはFALSE(完全一致)を指定します。
VLOOKUP関数に、検索値と範囲を指定します。
上の図では、「検索値」に商品名(C3セル)を指定しています。
「範囲」には、商品マスタシートの一覧(A3:C18)を指定しています。
次に、VLOOKUP関数の「列番号」と「検索方法」を指定します。
上の図では、「列番号」に2(商品コード列)を指定しています。
また、「検索方法」には完全一致(FALSE)を指定します。
VLOOKUP関数に指定する「範囲」には、絶対アドレス(セル番地)を指定します。
なぜなら、入力したVLOOKUP関数を他の行にコピーすると、範囲がずれてしまうため、
絶対アドレスに変えます。(A3:C18 ⇒ $A$3:$C$18)
最終的に入力したVLOOKUP関数は、以下です。
=VLOOKUP(C3,商品マスタ!$A$3:$C$18,2,FALSE)
検索値 :C3(商品名)
範囲 :商品マスタ!$A$3:$C$18(マスタ範囲)
列番号 :2(商品コード)
検索方法:FALSE(完全一致)
最初に入力したVLOOKUP関数を他の行にコピーして、他の行も同様にVLOOKUP関数が機能するようにします。
「B3セルに入力したVLOOKUP関数」と「B4セル入力したVLOOKUP関数」の違いは、「検索値」(C3とC4)だけです。
他の列にもVLOOKUP関数を使う
「単価」列にもVLOOKUP関数を入力し、入力した「商品名」に該当する「単価」を表示させましょう。
同じ3行目の商品コード(A3)と単価(D3)に設定したVLOOKUP関数の違いは、「列番号」だけです。
マスタシートから取得する列番号(2:商品コード、3:単価)を変えるだけで、再利用できました。
それでは、新しい行(13行目)の「商品名」を選んだときに、関連する「商品コード」と「単価」が自動的に表示されるか確認してみましょう。
問題なく、関連する「商品コード」と「単価」が表示されました。
ぜひ、VLOOKUP関数の使い方を覚えて、入力作業を正確に早くできるようになりましょう。
以上です。