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この記事では、入力されている文字列に含まれるアルファベットを大文字に変換するUPPER関数とアルファベットを小文字に変換するLOWER関数について説明します。。
すでに入力されている文字列のアルファベットを大文字や小文字に統一したい場合、役に立つ関数となっています。
また、UPPER関数は、変換前のアルファベットが全角小文字なら全角大文字に、アルファベットが半角小文字なら半角大文字に変換します。
また、LOWER関数は、変換前のアルファベットが全角大文字なら全角小文字に、アルファベットが半角大文字なら半角大文字に変換します。
以下の記事では文字数を指定して文字を抜き出すLEFT関数・MID関数・RIGHT関数について説明しています。
【EXCEL:LEFT・MID・RIGHT関数】文字列から指定した文字数分の文字を抜き出したい
また、以下の記事ではバイト数を指定して文字を抜き出すLEFTB関数・MIDB関数・RIGHTB関数について説明しています。
【EXCEL:LEFTB・MIDB・RIGHTB関数】文字列から指定したバイト数分の文字を抜き出したい
以下の記事では、入力されている文字列の文字数やバイト数を返すLEN関数・LENB関数について説明しています。
【EXCEL:LEN・LENB関数】文字列の文字数・バイト数を求めたい
以下の記事では、検索文字列を検索し、置換文字列で置き換えるSUBSTITUTE関数について説明しています。
【EXCEL:SUBSTITUTE関数】指定した文字を検索し指定した文字で置き換えたい
以下の記事では、指定した文字が何文字目・何バイト目か調べるFIND関数・FINDB関数について説明しています。
【EXCEL:FIND・FINDB関数】指定した文字が何文字目・何バイト目か知りたい
以下の記事では、文字列に含まれている空白を除去するTRIM関数について説明しています。
【EXCEL:TRIM関数】文字列に含まれている空白を除去したい
それでは、UPPER関数について説明します。
もくじ
UPPER関数の使い方
UPPER関数は、以下のように指定します。
=UPPER(文字列)
指定された文字列に含まれるアルファベットを大文字に変換します。
UPPER関数は、1つの引数を指定します。
アルファベットが含まれている文字列を指定します。
文字列のアルファベットが半角小文字なら、半角大文字に変換します。
文字列のアルファベットが全角小文字なら、全角大文字に変換します。
変換前が半角なら変換後も半角、変換前が全角なら変換後は全角のままです。
文字列のアルファベット以外については、そのままの状態が維持されます。
UPPER関数の使用例
以下の図では、セルA2に入力されている文字列に対して、セルB2にUPPER関数を利用してアルファベットを大文字に変換しています。
上記の図の2行目から5行目の「対象」列には、半角のアルファベットを入力しています。
UPPER関数を入力しているB列には、半角アルファベットの大文字が表示されます。
6行目から9行目の「対象」列には、全角のアルファベットを入力しています。
UPPER関数を入力しているB列には、全角アルファベットの大文字が表示されます。
アルファベット以外は、UPPER関数では変換されず、そのままB列に表示されます。
LOWER関数の使い方
LOWER関数は、以下のように指定します。
=LOWER(文字列)
指定された文字列に含まれるアルファベットを小文字に変換します。
LOWER関数は、1つの引数を指定します。
アルファベットが含まれている文字列を指定します。
文字列のアルファベットが半角大文字なら、半角小文字に変換します。
文字列のアルファベットが全角大文字なら、全角小文字に変換します。
変換前が半角なら変換後も半角、変換前が全角なら変換後は全角のままです。
文字列のアルファベット以外については、そのままの状態が維持されます。
LOWER関数の使用例
以下の図では、セルA2に入力されている文字列に対して、セルC2にLOWER関数を利用してアルファベットを小文字に変換しています。
上記の図の2行目から5行目の「対象」列には、半角のアルファベットを入力しています。
LOWER関数を入力しているC列には、半角アルファベットの小文字が表示されます。
6行目から9行目の「対象」列には、全角のアルファベットを入力しています。
LOWER関数を入力しているC列には、全角アルファベットの小文字が表示されます。
また、アルファベット以外は、LOWER関数では変換されず、そのままC列に表示されます。
UPPER関数・LOWER関数に渡す文字列をいろいろ変えて試してみましょう。
以上です。