困っている女性
指定した桁数に切り捨てする関数は、ROUNDDOWN関数とTRUNC関数の2つがあります。
ROUNDDOWN関数とTRUNC関数の違いは、TRUNC関数は桁数を省略することができ、省略すると、整数として切り捨てを行います。
解決する男性
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この記事では、指定した数値を指定した桁数にするために、切り捨てするROUNDDOWN関数とTRUNC関数について説明します。
指定した桁数にするために、指定した桁のひとつ下の位で切り捨てします。
数値を扱う場面はたくさんあります。
各数値の桁を揃えるために、数値の切り捨てを利用することがたくさんあります。
この記事で、ROUNDDOWN関数とTRUNC関数を使えるようになりましょう。
ROUNDDOWN関数とTRUNC関数には、似たような関数がいくつかあります。
以下の記事では、指定した数値を指定した桁数に合わせるために、指定した桁数のひとつ下の位で四捨五入する関数について説明しています。
【EXCEL：ROUND関数】四捨五入して指定した桁数の数値を求めたい
以下の記事では、指定した数値を切り上げするROUNDUP関数について説明しています。
【EXCEL：ROUNDUP関数】数値を切り上げて指定の桁数まで求めたい
それでは、ROUNDDOWN関数について説明します。
もくじ
ROUNDDOWN関数の使い方
ROUNDDOWN関数は、以下のように指定します。
=ROUNDDOWN(数値,桁数)
指定された数値を、指定した桁数のひとつ下の位で切り捨てし、指定した桁数の数値にします。
どのような数値でも、切り捨てます。
たとえ9でも、切り捨てます。
桁数は、以下のように指定します。
- 小数点第3位 ⇒ 3
- 小数点第2位 ⇒ 2
- 小数点第1位 ⇒ 1
- 0の位 ⇒ 0
- 1の位 ⇒ -1
- 10の位 ⇒ -2
- 100の位 ⇒ -3
数値の指定に、セルに入力されている数値を指定する場合、セル番地を指定します。
また、直接数値を入力して指定することができます。
桁数の指定の説明
ROUNDDOWN関数は、数値と桁数を指定します。
数値には、数値が入力されているセルのセル番地または直接数値を指定します。
桁数には、切り上げして最終的に求める数値の桁数を指定します。
切り捨ては、指定された桁数のひとつ下の位で行います。
マイナスの数値を切り捨てする場合、正の数値を切り捨てした結果にマイナスをつけた数値が求められます。
ROUNDDOWN関数の使用例（正の数値）
以下の図では、セルC2でROUNDDOWN関数を利用して、A2の数値を切り捨てした結果を計算してします。
具体的には、数値「1234.5678」を指定された桁数「3」で切り捨てしています。
つまり、小数点以下第4位（8）を切り捨てして、結果「1234.567」を算出しています。
ROUNDDOWN関数の使用例（正の数値）
ROUNDDOWN関数の使用例（負の数値）
以下の図では、セルC11でROUNDUP関数を利用して、A11の数値を切り捨てした結果を計算してします。
具体的には、数値「-1234.5678」を指定された桁数「3」で切り捨てしています。
つまり、小数点以下第4位（8）を切り捨てして、結果「-1234.568」を算出しています。
12行目から17行目についても、B列で指定された桁数に切り捨てして求めています。
ROUNDDOWN関数の使用例（負の数値）
負の数値については、まず正の数値として切り捨てし、最後にマイナスを付加して求めています。
TRUNC関数の使い方
TRUNC関数は、以下のように指定します。
=TRUNC(数値,桁数)
指定された数値を、指定した桁数のひとつ下の位で切り捨てし、指定した桁数の数値にします。
どのような数値でも、切り捨てます。
たとえ9でも、切り捨てます。
桁数は、以下のように指定します。
- 小数点第3位 ⇒ 3
- 小数点第2位 ⇒ 2
- 小数点第1位 ⇒ 1
- 0の位 ⇒ 0
- 1の位 ⇒ -1
- 10の位 ⇒ -2
- 100の位 ⇒ -3
また、TRUNC関数は、桁数を省略することができます。
桁数を省略した場合、0を指定したことになり、整数値になるように切り捨てを行います。
数値の指定に、セルに入力されている数値を指定する場合、セル番地を指定します。
また、直接数値を入力して指定することができます。
桁数の指定の説明
TRUNC関数は、数値と桁数を指定します。
数値には、数値が入力されているセルのセル番地または直接数値を指定します。
桁数には、切り上げして最終的に求める数値の桁数を指定します。
切り捨ては、指定された桁数のひとつ下の位で行います。
マイナスの数値を切り捨てする場合、正の数値を切り捨てした結果にマイナスをつけた数値が求められます。
TRUNC関数の使用例（正の数値）
以下の図では、セルC2でTRUNC関数を利用して、A2の数値を切り捨てした結果を計算してします。
具体的には、数値「1234.5678」を指定された桁数「3」で切り捨てしています。
つまり、小数点以下第4位（8）を切り捨てして、結果「1234.567」を算出しています。
TRUNC関数の使用例（正の数値）
TRUNC関数の使用例（負の数値）
以下の図では、セルC11でTRUNC関数を利用して、A11の数値を切り捨てした結果を計算してします。
具体的には、数値「-1234.5678」を指定された桁数「3」で切り捨てしています。
つまり、小数点以下第4位（8）を切り捨てして、結果「-1234.568」を算出しています。
12行目から17行目についても、B列で指定された桁数に切り捨てして求めています。
TRUNC関数の使用例（負の数値）
負の数値については、まず正の数値として切り捨てし、最後にマイナスを付加して求めています。
なかなか、便利ですね。
それではいろいろ試して、ROUNDDOWN関数とTRUNC関数が使えるようになりましょう。
以上です。
